シェアの時代
先日、トイレ掃除当番だったので、出勤してすぐにトイレに向かって蛇口をひねったら……水が出ない。なんでやねん!みんな!たいへんや!と騒いでいたら、夜の冷え込みで水道管が凍っていたので水がでなくなったそうです。この会社に18年勤めてるけど、こんなことは初めてです。それだけ今年の冬は寒いっちゅうことですね。おかげで、仕事中に何度も近所のコンビニへトイレを借りに行くハメになりましたとさ。さて、話は変わりますが、うちの会社では新商品や新サービスを開発するプロジェクトがあるんですが、その会議で社長がちょっと面白いことを言っていました。少し前までは商品やサービスをブランド化して価値を高める時代だったそうですが、今はいろんなことを「シェア」する時代なんだそうです。家、車、自転車など、シェア(共有)することが当たり前になってきましたね。タクシーの相乗り制度も試験的に導入されるそうで、これからはどんどんそういうサービスが増えて身近になるんだろうと思います。確かにバブリーな頃と比べて今の時代は金もないし、「必要な時に必要なものを安く使えたらいい」という考え方にはとても共感できます。自分一人で豪華な暮らしができる時代でもないし、他の人といろんなものを共有していく時代になるんでしょうね。逆に希薄になりがちだった都会の人間関係が、シェアすることで新しいコミュニティや深い関係を築くきっかけになって、思ってもみない展開になるかもです。ともかく水道管が凍った日、私が一番シェアしたかったのは「トイレ」ですけども。
2018年1月31日 01:13 | カテゴリー:逸球入魂コラム