大阪アッフェ情報

2016年12月

至 誠

2016年も残すところ2日となりました。今年もいろんなことが忙しすぎて溺れそうな一年でしたが、書道冊子の仕事をしているときにこの言葉と出会いました。『至誠』。孟子の言葉ですね。本文は「至誠にして動かざる者は未だ之れあらざるなり。誠ならずして未だ能(よ)く動かす者はあらざるなり」です。どういう意味かというと、「誠意を尽くして事にあたれば、どのようなものでも必ず動かすことができる。逆に不誠実な態度で事にあたれば、何ものをも動かすことはできない」ということです。この言葉に引っかかるということは、すなわち自分でもそういう場面にたくさん直面したという一年だったのだと思います。人間というのは、とかく相手を自分の思い通りにコントロールしたくなるもので、それがうまくいかないと「なぜ?」「どうして?」とイライラしちゃいますよね。優しく言ってみたり、言葉たくみに声をかけてみたり、時には脅すようなことを言ったり。やってませんか?私はやっちゃってると思います(笑)でも結局、相手が変わるかどうかは、自分の誠意だったり、熱意だったり、相手のことを心から思う気持ちにかかっているんですよね。小手先の言葉や行動ではきっと響かない。相手が変わらないのは、相手が悪いからではなく私の気持ちが足りていないからです。自分が変わろうともせず傷つきもせずに、相手に大きな変化を求めるのはムシが良すぎますよね。きっとそういうところも見透かされていたのかもしれません。言葉を変えるのではなく、自分の心を変える。それが想いを伝える一番の早道なのでしょう。始めるのは自分から、変わるのは自分から、そんな気持ちで成長していけたらいいですね。
さて、2017年は大阪アッフェ活動20周年になります。来年はいろんな記念行事をやれたらいいなあと思います。酉年だけに大きく羽ばたける一年にしましょうね。それでは、今年もたいへんお世話になりました。みなさま良い年をお迎えください。

どこかの誰かのために

年末が押し迫り、毎年のことですが仕事に溺れています。世間が浮かれているというのにクリスマス気分を満喫する余裕もないんですが、今年はキーボード高速連打で仕事を処理して、なんとか3連休をゲットしました!こんなこと書いたら休日出勤とかになりそうでコワいですが、私は居留守を使ってでも3連休を満喫しますよ!出勤命令がでたらワイハのビーチでランデブーしてるってウソをついてやる!この仕事してて思うんですが、しんどい割には儲からない業界なんですよね。ときどき悲しくなりますが、先日、自分が担当している得意先の美術展があったので、素性を隠してこっそり見に行きました。その美術展の冊子を私がずっと作っているのですが、美術展に行ったら会場で冊子へのクレームが聞こえてくるんじゃないかと、恐ろしくて今まで行けなかったんです。しかしながら、もう大人なんだしいいかげん自分が担当した仕事の美術展を一度は見に行こうと固い決意で会場に行ったんです。そしたら、会場は大盛り上がり。私が作った冊子が売られていたり、美術展の付属品としてつくった看板や名簿一覧、ネームプレートなどがあちこちに貼られていて、こうやって使われているのかと、初めて自分がしている仕事の意味を知りました。作品の濃淡が現物に近づくように画像を処理したり、ひとり一人のお名前を時間をかけて一字一句チェックしたり、丁寧に仕上げて本当によかったと思います。もう16年もこの業界で働いているのに、今さら気付くなんて恥ずかしいことですよね。自分の仕事が誰かに喜んでもらっているという実感を持てて、美術展に足を運んでよかったです。きっと、みなさんの仕事もどこかの誰にかにとって、なくてはならない大切な仕事です。今年もあと1週間ほどですが、愚痴をこぼしながらもどこかの誰かのためにがんばりましょう。

12月17日 天六で3軒ハシゴのチーム納会!

扇町の地下に

気がつけば12月に突入して、すでにもう半ば。繁忙期で仕事におぼれている間にちょっと風邪をひきかけまして、若干ピンチです。忘年会シーズンですが、みなさま、おカラダご自愛くださいませ。さて、まだ元気だった月始めに人生初のライブハウスに行ってきました!RBデンジャラスさん関係のお店「カフェ一蓮」のスタッフさんが演奏するということで、うちのジャーマネと『扇町パラダイス』におっかなびっくり乗り込んだんです。そしたらイイ意味で予想を裏切るオトナの空間でした!地下に通じる細い階段にはバンドのチラシが一面に貼られていて、まるで映画の1シーンのよう。そこで受付を済ませて中に入ると教室の半分くらいの広さの部屋に30~40代のサラリーマンや音楽通の落ち着いた大人たちがゆったり音楽を聴いているという感じの空間でした。ライブハウスって、モヒカン・金髪・タトゥー・ジャラジャラアクセサリーのアブない若者たちとギュウギュウになって飛び跳ねるのかと思っていたんですけど、全然違いましたね(笑)アーティストの人もビール飲みながら歌ったり、肉の焼き方とか生活に密着しすぎるMCがあったり、粋な大人たちが音楽を楽しむ場所で、とてもとても居心地が良かったです。しかもお目当ての一蓮のスタッフさんは、爆音ロックでメチャメチャかっこよかったです!!昔からリンドバーグやプリンセスプリンセス、レベッカなどの女性ヴォーカルバンドが大好きだったので、最高のパフォーマンスに大満足でした!アーティストもお客さんも支配人も、とにかくここにいる人たちの世界観がオシャレでセクシーでかっこいい。有名アーティストのライブもいいのかもしれませんが、こうやって知る人ぞ知るアーティストたちと同じ空間を共有するのもオツなものだと感じました。ひょっとしたら本当にイイモノというのは、扇町あたりの地下にひっそり埋もれているものなのかもしれませんね。みなさんもよければ、ライブハウスデビューしてみてください。

12月11日 女子プロ京都フローラ監督さんとの練習納め