逸球入魂コラム

ミラクル・クエスチョン

「もし、奇跡が起こってあなたの願いがすべてかなったら、それはどんな世界?」めちゃくちゃ簡単いうと、それが「ミラクル・クエスチョン」です。なんの妄想?と思うかもしれませんが、ちゃんとした心理学的な問題解決のための手法なんだそうですよ。物事が上手くいってない時は、最初に「こうなりたい」「こうだったら最高だな」を想像して、そこから始めよう!みたいなことですね、きっと。しらんけど(笑)。詳しくは、解決志向アプローチとかブリーフセラピーとかで検索すれば出てくるんで興味があれば調べてみてくださいね。で、今年の初めにこの「ミラクル・クエスチョン」という言葉に出会って、「願いがすべてかなうなら!」というフレーズにめちゃくちゃ惹かれましてね。たとえ妄想だとしても、ものすごく楽しくないですか?「ええ?いいのかな?願いがすべてかなうなんて。あんなことも?こんなことも?うひょー!たのしー!」と、考えるだけでもワクワクする。おそらく本来の使い方とは違いますが、繁忙期でボロボロの時期に、コレやってるだけでも楽しかったので非常に心の健康が保たれました。ありがとう、ミラクル・クエスチョン(笑)なんにしろ問題の渦中にいるときは、しんどいことに目が向きがちですが、そこはあえて全部すっ飛ばして「願いがかなった世界」にどっぷり浸るのもいいもんです。もちろん現実世界では変えられないこともたくさんあるけど、「起こってほしい出来事」にずっと心を向けていける生き方がしたいなぁ。
みなさんのミラクルクエスチョンの答えはどんなものですか?もしよければ、試してみてくださいね。

急がば回れ

先月、会社帰りに寄るところがありまして、その時にとても珍しい経験をいたしました。駅に行くとちょうど電車が来ていたので、走って乗り込もうとしたんですが、なんと右足が電車とホームの間にスポッとハマりましてね。一瞬、視界が1メートルくらいガクッと下がって、アレ?って思ったら、そのままコケて電車内にヘッドスライディングする形で乗車。足が挟まったままコケたので、スネが反対側に折れるかと思いましたよ、マジあぶねー!!!ところが電車内では、一瞬シーンとした後、そこかしこで笑いをこらえる声が聞こえてきてね。まあ、そらそうやわな。想像してみて下さいよ。扉が閉まる瞬間に誰かがヘッスラで乗ってきたら、そらめちゃくちゃおもろいで。自分やったらすぐツイートする。「今、電車で客がヘッドスライディング乗車してきてんけど!」って世の中に発信する笑。で、スネを打ちつけてそこそこ痛かったので裾を上げて見てみたら、ちょっと皮がめくれただけでした。なのでコレなら大丈夫だろうと、そのまま移動して用事を済ませたんです。ところが帰り道、なんか足が濡れてる気がするなーと思って再びスネを再確認すると靴下を染めるほど血が出てまして!こわっ!スプラッタやん!だから電車で前の席に座ってる人が、私の足首をジロジロ見てきたのか!さらに家に帰ると強打したスネが拳くらいの大きさでボコッと腫れてまして!もう、なかなかの大惨事。そのあともパンパンに腫れるし、なかなか血も止まらないし、夜も痛くて眠れないし、約1ヵ月ほど苦しみました。こんなことなら、あんなに慌てて電車に乗らなければよかったとめちゃくちゃ反省。「急がば回れ」まさにその典型例ですな。みなさまも、急ぎでいるときほど、ゆっくり落ち着いて行動してください。

めざせ!ローリングストーンズ

前回、人間ドックにいった話をしましたが、そのネタの続きでございます。検査にいって腹部エコーもとってもらったんですが、そしたら腎臓に結石がみつかりましてね。そういえば前の検査でもちっこい石があると言われてましたが、若干成長して大きくなってたようでガックリです。今のところ、こいつも要経過観察ですが、そのことを同僚に話したら「私も石の疑いがあって検査に行ってきます」とのこと。「わぁ、お仲間ですね、よかった!そうだ、『石仲間』のグループ作って情報交換しましょう!」ということになりました(笑)。さらに、「どうせならグループ名つけましょう。石だからストーンズ…そう、ローリングストーンズみたいなカッコイイやつ」ということになり、結石持ちの「ステイ・ストーンズ(とどまる石)」という団体が会社内で発足しました。ちなみに、石がおしっこから出てしまうとローリング・ストーンズ(転がり落ちる石)になるので、ステイ・ストーンズは脱退となります。で、ステイ・ストーンズのメンバーでいろいろ調べたら、ほうれん草とかコーヒーとか、石のもとになるシュウ酸が好きな飲食物にけっこう含まれてるんですよ。くっそー。あとは水分をたくさん摂ったり、縄跳びやトランポリンなどの上下運動をして石を出すとかいう説もありました。うーむ、本当にそんなことでローリングストーンズできるかわかりませんが、わたくし「石」家系で、親も親戚も結石をやらかして転げ回るほど痛がっているのを目にしているので、絶対アレにはなりたくない!なんとしてでもローリングストーンズを成し遂げて、石持ちの恐怖から解放されたい。ステイ・ストーンズはギターは弾けなくても石持ちならば自由に加入できるので、お仲間のみなさん、なんかいい情報があればめっちゃ教えてくださいね!

あなたが寝てる間に

先日ですが、人間ドックに行ってまいりました。胃カメラ&腸カメラその他いろいろバリューセット。もういいお年頃なので、定期メンテナンスですね。でも、カメラ入る時の「オエッと感」がイヤだったので、薬で寝てる間に胃カメラ検査してくれる病院を発見!さらに腸カメラも同時にしてくれるということで、負担の少ないこのプランで行ってきました。で、感想ですが、めっちゃ楽!!検査は体感的にほぼ一瞬で、看護師さんに「はい、眠たくなりますよ」と声をかけられて、次に目が覚めた時には全部終わってました(笑)。寝てたのも30分弱。腸カメラもやったので検査前に下剤を飲んでフル・アウトプットするのが大変でしたが、これはどこの病院も同じですしね。全体的にはホンマに楽だったので、超オススメです。検査結果は、まあ年齢相応の劣化はポロポロ出てきたものの、まずまずでした。先生が言うには「腸カメラでポリープ1個あったので取っておきました」とのこと。「他には『けいしつ』というものが1箇所ありました」ほうほう。「休憩の『憩』に『室』で『憩室』ですね。これは腸の壁にできた穴みないもので、今のところ特に治療の必要はありません」そうですか。「まあ、ここにうんちがたまったりしちゃうんですけど」ななな、なんですと?! たまる? コンビニ前の高校生じゃあるまいし。憩うな、そんなところで!ちゃんと進んで出ろ!そもそも、うんちが休憩する場所で「憩室」とはなんちゅうネーミングセンス…。ポリープよりそっちが気になりましたが、とりあえず「寝てる間に検査」の快適さに感動した1日。ネットで予約できるのでみなさんもよければこのタイプの検査、利用してみてくださいね。

欲しいもの

2022年がスタートしておりますが、年明け出社して会議に出たら、早々にゲロ吐くほどハードルの高い宿題を与えられまして、希望に満ち溢れた私の明るい2022年は4日ほどで終了です。はあ〜。人生ってこんなにも大変なのかな。うちの会社の基準が大変なのかな。もうがんばりたくないけど、やらなければならんか。ところで、まだハッピーだった年始にちょっと面白い記事を読みました。それは「欲しいもの=欲しい感情」であるという話です。たとえば、「家」が欲しいなら「安心」という感情を手に入れたくて、「お金」なら「自由・安心」、「結婚」なら「幸せ」という感情が欲しい、ということなんだそうです。欲しい物に欲しい感情を投影してるということなんですけど、自分がいま欲しい物があれば、そこに自分が手に入れたい「感情」があると理解していいわけです。なるほど、便利グッズばかり欲しくなる私は「快適」という感情を求めているのかも。ただ、物は「手段」でしかないので、こだわらないで!という注意もあって、「自由」が欲しいとしてもそれは必ずしも「お金」だけではない、「安心」が欲しいとしてもそれは「家」だけではないということです。物にとらわれないで、手に入れたい感情に目を向けてみれば、たくさんの方法やまた違った道が見えてくるよ、という教訓でした。なるほど人の心は奥深いなと思ったんですが、私が今一番欲しいモノが「目元マッサージ機」なんですよね。じゃあ、手に入れたい感情って何? 全然わからんな笑。ま、今はスタートの時期なので、よければみなさんも欲しい物から、自分の手に入れたい感情を探ってみてくださいね。

2022年プレイボール!

あけましておめでとうございます!2022年、プレイボールでございます!
毎年同じこと書いてるな、って思いながらも、こういうテッパン挨拶は欠かさず22年間このサイトで書いてるので、飛ばすわけにはいきません。そう、ここのサイト開設してから約22年になるのかな。長いですよね。たくさんの方々に支え続けてもらって今のチームがあるわけなので、それを忘れずに今シーズンも全力で野球も遊びも楽しみたいと思います!
それでは2022年、みんながあたたかく優しい気持ちで過ごせる1年になりますように。どうぞ本年も大阪アッフェをよろしくお願いいたします。

やめてみる

2021年もあとわずか。みなさまに講釈を垂れる時期がやってきましたので、よければ今年もチラ読みしていってくださいね。さて、タイトルですが、もちろん野球やチームをやめるとかではないですよ。先日、「林住期」という言葉に出会いまして、めっちゃ感銘を受けたんです。これは古代インドの「四期」という思想で、50〜75歳ごろの生き方の指南です。家族や社会のために働いた役目を終え、自分が本当にやりたいことをする時期なんだそうですよ。私にはまだちょっと早いのですが、でもこの言葉に惹かれたのは、少なからず今の自分が、自分のために人生を生きていないと感じるからでしょうね。確かに仕事のため、チームのため、連盟のため、家族のため、自分のことは後回しになることも多かったように思います。ところが、このコロナ禍で世界が止まった瞬間、仕事も野球もストップして急にやることがなくなりましてね。で、近所のメンバーとキャッチボールしたりランチ食べてやりたいことして過ごすだけになったんですが、それがとんでもなく気楽で楽しくて幸せなことだとわかったんですよ。「やめてみたら、楽しかった」パターンですね笑。それまでは煩わしいことでも、がんばることをやめたらダメになるという怖さがあったんですが、逆にそこまでがんばらなくても大丈夫だったんじゃない?ということに気づいちゃった。もちろん林住期にはまだまだ早いし、責任のポイ投げはできないのでバリバリ働きますが、いつか役割をやめる、そして自分のために生きる、そういう選択肢を自分に許してみるのもいいのかなと思いました。2021年は自分の価値観がガラリと覆された年でしたが、これからはこだわりをポイポイ捨てて身軽になって、林住期をワクワク待ちわびながら過ごしていきたいと思います。
それではみなさま、今年も大変お世話になりました。コロナには気をつけて、どうぞ良い年をお迎えください。

ご機嫌力

気づけばもう2021年も終わりに近づき、年末の締めの挨拶をここに書かなければいけない時期になり、その前に焦ってちょいと更新しておこうとキーボードを叩いている次第でございます。さて、今年1年を振り返ると、個人的にはまさに激動の1年でした。一番大きなことは、引っ越したことですね。諸事情ありまして、堺市民に復帰です。あとは、会社のツイッター当番で投稿した時に、カレンダーのネタがプチバズりまして、Yahoo!ニュースになったり、テレビやラジオで紹介されたりして、一生に一度の経験をさせてもらいました。本当にありがたや。そんなこんなでいろいろあった2021年、ともかくコロナ禍でなにかとガマンすることが多くて負の感情をバッシバシ感じる年になりましたが、それでも最後は優しくされたことをたくさん思い出して、温かい気持ちで次の年を迎えられるように自分をコントロールしたいと思います笑。そういえば最近、「自分をご機嫌にしてあげよう」的な記事を読んだのですが、コレ大事ですよね。ご機嫌な人の周りには、ご機嫌な出来事がたくさん寄ってくるんだそうで、それはもう「ご機嫌の無限ループ」らしいです。私もみなさんと同じように腹立たしいこともイライラすることもガッカリすることも毎日のようにあるんですけど、自分の「ご機嫌力」が高まるような心の栄養剤をこれでもかと投入しまくりたいと思います。ほんま自分の中に「好き」がたくさんあるって救われるなあ。

自分で行かんかい

少し前の話になりますが、この夏、高校の女子硬式野球の決勝戦が甲子園球場で開催されましたね。この歴史的な出来事に「嬉しい、うらやましい、そしてちょっぴり悔しい」、私の周りでもそんな感想が多かったですかね。きっとみんな、やっと女子が甲子園でプレーができるという喜びと、自分の時代に甲子園を目指したかったという複雑な気持ちがあったと思います。
さて、このニュースを聞いて職場の女性の先輩が、野球マンガ「タッチ」の名ゼリフ『南を甲子園に連れてって』を出してきて、嬉しそうにこう言いました。「今はもう、女子も『自分で甲子園に行かんかいっ!』っていう時代やね」なるほど、これは小気味いい。もちろん、今の時代であれば南ちゃんもきっと自分で甲子園を目指したことでしょうけども、当時はやはり野球界では女子に対する門戸が極端に狭かったです。女子だからソフトボールが当たり前とか、硬球で危ないから女子はダメとか、そんなよくわからない理由ですよね。私は柔道出身なので、複雑骨折とか、腕が反対に曲がるとか、そんなことが珍しくないような、まあまあ危ない環境でやっていたので「女子が野球をするのは危ない」という理屈がさっぱりわかりませんでした。むしろ柔道界はとても男女フラットな関係で、きちんとそれぞれが確立された競技になっていましたよ。女子も武道館で普通に試合してたしね。甲子園が神聖化されすぎたせいなのか、なぜ野球だけが男女別の競技にできなかったのかは今でも不思議には思いますが、なにはともあれ、女子野球が新しい一歩を踏み出したことは本当に喜ばしいことです。このことは男女含めて、たくさんの方々のご尽力によって実現したことは間違いないでしょう。今後も野球に限らず、女性が男性と同じくらい活躍できる場所が増えることを願うばかりです。

『実力』も運のうち

先日、産休中のメンバーにベイビーが誕生しまして、アッフェでこんな嬉しい知らせを聞いたのは久々だな〜と思いながらしみじみ迎えた初秋ですが。先月のこと、「実力も運のうち」という本を知りました。「運も実力のうち」の反対なんだと思ってレビュー見ただけで、中身は読んでません笑。モノスゴク簡単にいうと「エリートってさ、自分がめっちゃ努力してこの地位を築いたって思ってるかもしれんけど、運良く経済的に恵まれた家庭に生まれただけやん!」という感じの話らしいです。確かに、裕福な家庭だと子どもの頃から勉強できる環境には恵まれてて、そこから出世はしやすいですよね。まあ、それでもご本人の努力や研鑽はかなりあったと思いますけども。きっとこの本が言いたいのは「自分は努力して、自分の力だけでここまでのし上がった」という傲慢さを捨てて、他人を見下さず、「自分はここまでこれたのは、たまたま環境や周りの人に恵まれていた」という謙虚な気持ちを持とう、ということなんでしょう。だから「実力も運のうち」なんでしょうね(読んでないから知らんけど)。私も職場でめっちゃ頑張っていろんな技術を身につけたけど、それが偉いワケでも仕事ができる人間ってワケでもなくて、頑張れる環境があって、いろんな人に助けられてここまで来たんだと、改めて自分を戒めなければと思いました。野球でもそうですよね、上手いヤツが偉いワケでもないし。クラブチームはいろんな人がいて、メンバーの技術差が大きいのは当たり前。たとえば試合で誰かがミスをした時にイラっとするのではなくて「今まで自分はその子に野球でもプライベートでも、どれだけ助けてもらったんだろう」って思えるかどうかなんですよ。たぶんここで真に求められることは。なんかね、うちはそういうのを大切にしたいなぁ。コロナでギスギスしたこのご時世、自分は人に対して思いやりと温かさをてんこ盛りにした野球を目指したいです!笑