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やめてみる

2021年もあとわずか。みなさまに講釈を垂れる時期がやってきましたので、よければ今年もチラ読みしていってくださいね。さて、タイトルですが、もちろん野球やチームをやめるとかではないですよ。先日、「林住期」という言葉に出会いまして、めっちゃ感銘を受けたんです。これは古代インドの「四期」という思想で、50〜75歳ごろの生き方の指南です。家族や社会のために働いた役目を終え、自分が本当にやりたいことをする時期なんだそうですよ。私にはまだちょっと早いのですが、でもこの言葉に惹かれたのは、少なからず今の自分が、自分のために人生を生きていないと感じるからでしょうね。確かに仕事のため、チームのため、連盟のため、家族のため、自分のことは後回しになることも多かったように思います。ところが、このコロナ禍で世界が止まった瞬間、仕事も野球もストップして急にやることがなくなりましてね。で、近所のメンバーとキャッチボールしたりランチ食べてやりたいことして過ごすだけになったんですが、それがとんでもなく気楽で楽しくて幸せなことだとわかったんですよ。「やめてみたら、楽しかった」パターンですね笑。それまでは煩わしいことでも、がんばることをやめたらダメになるという怖さがあったんですが、逆にそこまでがんばらなくても大丈夫だったんじゃない?ということに気づいちゃった。もちろん林住期にはまだまだ早いし、責任のポイ投げはできないのでバリバリ働きますが、いつか役割をやめる、そして自分のために生きる、そういう選択肢を自分に許してみるのもいいのかなと思いました。2021年は自分の価値観がガラリと覆された年でしたが、これからはこだわりをポイポイ捨てて身軽になって、林住期をワクワク待ちわびながら過ごしていきたいと思います。
それではみなさま、今年も大変お世話になりました。コロナには気をつけて、どうぞ良い年をお迎えください。