逸球入魂コラム

ご機嫌力

気づけばもう2021年も終わりに近づき、年末の締めの挨拶をここに書かなければいけない時期になり、その前に焦ってちょいと更新しておこうとキーボードを叩いている次第でございます。さて、今年1年を振り返ると、個人的にはまさに激動の1年でした。一番大きなことは、引っ越したことですね。諸事情ありまして、堺市民に復帰です。あとは、会社のツイッター当番で投稿した時に、カレンダーのネタがプチバズりまして、Yahoo!ニュースになったり、テレビやラジオで紹介されたりして、一生に一度の経験をさせてもらいました。本当にありがたや。そんなこんなでいろいろあった2021年、ともかくコロナ禍でなにかとガマンすることが多くて負の感情をバッシバシ感じる年になりましたが、それでも最後は優しくされたことをたくさん思い出して、温かい気持ちで次の年を迎えられるように自分をコントロールしたいと思います笑。そういえば最近、「自分をご機嫌にしてあげよう」的な記事を読んだのですが、コレ大事ですよね。ご機嫌な人の周りには、ご機嫌な出来事がたくさん寄ってくるんだそうで、それはもう「ご機嫌の無限ループ」らしいです。私もみなさんと同じように腹立たしいこともイライラすることもガッカリすることも毎日のようにあるんですけど、自分の「ご機嫌力」が高まるような心の栄養剤をこれでもかと投入しまくりたいと思います。ほんま自分の中に「好き」がたくさんあるって救われるなあ。

自分で行かんかい

少し前の話になりますが、この夏、高校の女子硬式野球の決勝戦が甲子園球場で開催されましたね。この歴史的な出来事に「嬉しい、うらやましい、そしてちょっぴり悔しい」、私の周りでもそんな感想が多かったですかね。きっとみんな、やっと女子が甲子園でプレーができるという喜びと、自分の時代に甲子園を目指したかったという複雑な気持ちがあったと思います。
さて、このニュースを聞いて職場の女性の先輩が、野球マンガ「タッチ」の名ゼリフ『南を甲子園に連れてって』を出してきて、嬉しそうにこう言いました。「今はもう、女子も『自分で甲子園に行かんかいっ!』っていう時代やね」なるほど、これは小気味いい。もちろん、今の時代であれば南ちゃんもきっと自分で甲子園を目指したことでしょうけども、当時はやはり野球界では女子に対する門戸が極端に狭かったです。女子だからソフトボールが当たり前とか、硬球で危ないから女子はダメとか、そんなよくわからない理由ですよね。私は柔道出身なので、複雑骨折とか、腕が反対に曲がるとか、そんなことが珍しくないような、まあまあ危ない環境でやっていたので「女子が野球をするのは危ない」という理屈がさっぱりわかりませんでした。むしろ柔道界はとても男女フラットな関係で、きちんとそれぞれが確立された競技になっていましたよ。女子も武道館で普通に試合してたしね。甲子園が神聖化されすぎたせいなのか、なぜ野球だけが男女別の競技にできなかったのかは今でも不思議には思いますが、なにはともあれ、女子野球が新しい一歩を踏み出したことは本当に喜ばしいことです。このことは男女含めて、たくさんの方々のご尽力によって実現したことは間違いないでしょう。今後も野球に限らず、女性が男性と同じくらい活躍できる場所が増えることを願うばかりです。

『実力』も運のうち

先日、産休中のメンバーにベイビーが誕生しまして、アッフェでこんな嬉しい知らせを聞いたのは久々だな〜と思いながらしみじみ迎えた初秋ですが。先月のこと、「実力も運のうち」という本を知りました。「運も実力のうち」の反対なんだと思ってレビュー見ただけで、中身は読んでません笑。モノスゴク簡単にいうと「エリートってさ、自分がめっちゃ努力してこの地位を築いたって思ってるかもしれんけど、運良く経済的に恵まれた家庭に生まれただけやん!」という感じの話らしいです。確かに、裕福な家庭だと子どもの頃から勉強できる環境には恵まれてて、そこから出世はしやすいですよね。まあ、それでもご本人の努力や研鑽はかなりあったと思いますけども。きっとこの本が言いたいのは「自分は努力して、自分の力だけでここまでのし上がった」という傲慢さを捨てて、他人を見下さず、「自分はここまでこれたのは、たまたま環境や周りの人に恵まれていた」という謙虚な気持ちを持とう、ということなんでしょう。だから「実力も運のうち」なんでしょうね(読んでないから知らんけど)。私も職場でめっちゃ頑張っていろんな技術を身につけたけど、それが偉いワケでも仕事ができる人間ってワケでもなくて、頑張れる環境があって、いろんな人に助けられてここまで来たんだと、改めて自分を戒めなければと思いました。野球でもそうですよね、上手いヤツが偉いワケでもないし。クラブチームはいろんな人がいて、メンバーの技術差が大きいのは当たり前。たとえば試合で誰かがミスをした時にイラっとするのではなくて「今まで自分はその子に野球でもプライベートでも、どれだけ助けてもらったんだろう」って思えるかどうかなんですよ。たぶんここで真に求められることは。なんかね、うちはそういうのを大切にしたいなぁ。コロナでギスギスしたこのご時世、自分は人に対して思いやりと温かさをてんこ盛りにした野球を目指したいです!笑

1、2、3、4、5!

いやいや、さすがに放置しすぎだろうと思いながら、引き続きここの更新を見て見ぬ振りをしてきましたが…。暇なときに書こうと思っていたけど、きっとみんな暇な時間なんてない。忙しさに溺れながら生きていくんだろうし、もう溺れながら書いていこうと決意した次第です。ところで、最近ちらっと読んだ記事に面白い話がありました。行動力のある人は「1、2、3、4、5」をやっているという話です。どんなことかというと、やりたいことがあるけど不安でできない、やらなければいけないことがあるけど気が進まない、そんな気持ちになったときアレコレ考えず「1、2、3、4、5!」と数えた後にすぐ行動に移すクセをつけましょう、という内容ですね。私は「優柔不断オリンピック」があればぶっちぎりで5大会連続金メダルがとれるほど優柔不断なので、新しいことをするのにすごく時間がかかります。先日も、新居で組み立て式の家具をたくさん放置していたら、見かねた友人があっという間に組み立てた上に、ゴミで出た大量のダンボールもさっと折りたたんでまとめてくれました。むぅ、こうやってやらなきゃいけないことを、テキパキできる人ってすごいですよね。自然と「1、2、3、4、5!」ができる人なんだろうと、ただただ尊敬するばかり。まあ、めんどくさいことは後回しにしてもいつかはやらなきゃいけないので、それだったらさっさとやって終わらせるのが一番だとは思う。そんなわけで、今回の話も「1、2、3、4、5!」で書いてます(笑)このメソッドで、自分の中に眠っていた「行動力」が覚醒してほしい…。

引っ越し

ずいぶんとまあ、ここをほったらかしたものだと思いますが、いろいろ忙しくて、放置したことを心よりお詫び申し上げます。まあ、誰も気にもしてないと思いますけど。2ヶ月以上放置したのにはワケがありまして、ワタクシこのたび故郷の堺に戻ることにしたんです。で、仕事の繁忙期にその引っ越し準備でバッタバタしていて、更新停滞を見て見ぬ振りしてたのです。今回の引っ越しは人生の深〜い諸事情があって決めたことですが、ちょっと不安にもなったりもするんですよ。本当にこれで良かったのかと思ったりもしますが、でも人は「選んで進んだ道を、正解にする」しかないのです。ということで、引っ越し手続きに追われて七転八倒していますが、この際にいろんな物を捨てて断捨離しようと思ったのに、全然捨てられない。「物を持つことで、その管理に追われて自分の時間がなくなる」「古いものを捨てたスペースに、新しい何かが入ってくる」「不安になるから人は物を溜め込む」わかってる、めちゃくちゃわかってるよ!でも捨てられない!片付けスペシャリストたちの記事を読みまくりましたが、とりあえず何か考えている時間がないので、全部持って行って、生活動線ができてから、いらないものを捨てることにしました。引っ越しをしてからずっと開けていないダンボールが出てくる、という話もよく聞くので、そういうものから捨てればいい。前回の引っ越しは全然余裕があったんですが、今回は手続きが多すぎてとにかく引っ越さないと、という感じですね。そんなわけで、またしばし更新滞りますが、アッフェの最低限のことはやりますので、落ち着くまで温かくスルーしてください。

運がいいのか悪いのか

先日、某スーパーで買ってきたトマトジュースを勢いよくガブっと飲んだ瞬間、思わず吐き出しました。口に入れた時に「あれ?おかしいな?」と思うヒマもなく反射的に、です。その後、舌がビリビリと痛くなって明らかにトマトジュースが腐ってたんですけど、すごいね、カラダって!体内に入れていけないモノは、考えるより先に体が動くんだな。「コレもう絶対アカン!!」という危機をカラダが察知するんでしょうね。ヘンなもの買ってしまったことより、むしろそのことに感動したわい。で、即スーパーにクレーム入れたら、ものすごい早さで調べてきちんと対応してくれました。運搬中にそのパックがわずかに損傷してそこからカビが入ったらしいので、製品の工場ラインに問題があったわけではないそうです。なので、懲りずにそのトマトジュース買ってますが、あれ以来ちょっと飲むのがコワいので、おそるおそる飲んでます。先輩からは「そんなもん二度と買わんやろ」って言われたけど、安いんですよ。それに、あの異物を寄せ付けない自分の反射能力を信じています笑。で、この安全な食品管理ができる日本において、腐ったトマトジュースに当たるなんて、ある意味、ものすごい運がいいんじゃないかと思って、その日に宝くじを買いました。が、その結果は見事にハズレ。まぁ、そんなに甘くはないか。そういえば、じじむさい後輩ポッキーが「嫌なことがあっても、それがあったおかげでもっと大きなことにならずに済んでる、と思いましょう」と言っていました。確かに、そう思うことにしよう。この腐ったトマトジュースが子どもやお年寄りのところに行かず、頑丈な私のところに来てくれてそれはそれで良かったしね。運がいいのか悪いのかわかりませんが、どうせならイイコトばかりを引き寄せたいなあ。

たけまる シーズン4

なんか最近ね、仕事もテレワークの仕組みを作るのに七転八倒やし、親も入院とかでたいへんやし、地元に帰ろうと家を探すけど全然見つからないし、野球もトンデモなくやること多いし、何も進まんし、何もうまくいかんし、ほとほとイヤになってきたんです。どうせ自分みたいなやつは、ほしいものは何も手に入れられないし、何からも選ばれないし、きっと冴えないまま終わってくだけのしょーもない人生なんや。って感じで、過去最高レベルで絶好調に落ち込んでいたとき、シイタケが生えてきました。昨年、知人から家で育てるシイタケ株をもらったのですが、こいつが何回も収穫できるシロモノで、今回は収穫チャレンジ4回目。シイタケ株を「たけまる」と名付けて育ててたんですが、前回の収穫では3つしかとれなくて、「ああ、こいつももう終わりだな」と自分と重ねて見てました。ところが、このシーズン4ではいきなりドカドカ生えてきて6個も収穫!なんか、ホロリと泣きたくなるくらい嬉しかったです。さすがにもうダメだろうって思ってやつから、どんでん返しのパワーを見せつけられて、自分もまだまだ頑張れるんじゃないかっていう気持ちになったんですよ。植物の生命力ってすごいですよね、シイタケ生えてきただけなのに、こんなにも心救われることがあるのかと感動した。というわけで、今は「たけまるシーズン5」に向けて準備中ですが、次は生えてこなくてももう十分にいいもの見せてもらったので、たけまるには感謝しかありません。シイタケは裏切らない。そう、みなさんも報われたいときはシイタケ育ててみてください。

テレワーク

ようやく関西で緊急事態宣言が解除されましたね。早くコロナが落ち着いてほしいですが、年内は難しそうかな。そんなわけで、うちの会社も去年からテレワークの実施に向けて試行錯誤を続けていますが、うまくいかなさすぎてゲロ吐きそうです。宣言中は政府がテレワーク推進!とか言ってきましたが、アホか、中小企業がそんなカンタンにできるもんか!大企業は内部留保がたくさんあって、こういうときにテレワーク用の資金に使えるんでしょうけど、うちみたいな弱小企業にそんな金などないわ!ちょっと前まで、オンボロのプリンタを割り箸とガムテープで補強して使ってたくらいですよ。そんな状況なので、いかに金を使わずテレワークを実現するかを試しているんですが、ハードル高くて心がボッキボキに折れてきた。とは言え、うちの会社、けっこうテレワーク向きの仕事がありましてね。印刷業界なんですが、WEBフォームから商品情報を入力してもらう、あるいはエクセルの商品一覧データと商品写真をメールで送ってもらうだけで、100ページのカタログが5〜10分くらいでできちゃう、とかいうハイカラな技術を持ってるんです。北海道や沖縄からでも受注できるんですけど、これを生かすためにもテレワーク実現は必須の課題。なので昼夜問わずテレワークに向けてのワークフローを見直しているんですが、そんなときにちょっとおもしろいことに気づきましてね。今まで「絶対にやらなきゃいけない」と思っていた作業工程が「別にやらなくても全然よかった」という発見が多々あったんです。「昔からやってるから、やらなきゃいけない」という思い込みが効率化を妨げてたんだなと深く反省。テレワークへの移行を機に、ムダを洗い出して作業の断捨離に取り組みたいです。そういやチーム運営でも選手情報の管理とかでムダがありそうなので、自分を楽にするために、よりアッフェのハイテク化も進めます!

バイタリティ

昨年うちの母親が病気で入院しまして、それを機会に私も保険を見直すことにしました。で、保険屋さんとあれこれ話したんですが、「オプションでバイタリティをつけませんか?」と提案されたんです。バイタリティ? ああ、CMでやってるやつですね、と詳しく話を聞いたところ、健康診断や運動習慣を取り入れるほど保険料が割り引かれるという仕組み。面白そうなので「それ、つけといてください」と軽い気持ちで提案に乗っかりました。スマートウォッチ(歩数や心拍数、睡眠の深さなどが測れる時計)で毎日運動の記録をとってポイントを稼いでいくのですが、その年間ポイント数によって次年度の保険料の割引率が決まる、っちゅうような仕組みです。で、本当に軽い気持ちで始めたんですが、それから3ヶ月、ものすごい勢いでポイントがたまってきています。どうやら毎日30分ほどのチャリンコ通勤をしているため、片道だけで1日の最大付与ポイントをもらえているようで。そういえば、会社には毎日汗だくになってゼーハーゼーハー言いながら通っているなとは思いましたが、一般市民としてはかなりの運動量だということなのですね。しかも、毎週のように週間目標をクリアするので特典としてローソンでお茶やヨーグルト、スムージーの無料チケットをもらえるし、アクティブチャレンジという企画の目標もいつの間にかクリアしててアマゾンのギフト券を数千円分もらえたりしています。全力のチャリンコ通勤をしているだけで、そして毎週野球をしているだけで、いろいろもらえて保険料も割り引かれる。まあ、私の生活習慣にはそもそも合っているサービスだったのかも。運動することでポイントたまるので、より運動習慣もつくし健康にも気をつけるし、保険会社にも契約者にもwin-winな仕組みなのかな。ま、特におすすめはしませんが、今回はこんなんがあるよというお話です。

鬼滅をみたよ

2週間ほど前でしたか、ついに「鬼滅の刃」アニメ全26話を丸1日かけてアマゾン・プライムビデオで観ました。別に興味がなかったわけでもないし、流行モノに流されたくないという意地でもなくて、ただ単純に時間がなくて観てなかっただけです。ところが、ここ1〜2ヶ月ほど、鬼滅の刃を知っていないと仕事に支障をきたすようになりましてね。地域新聞の読者投稿欄とかに鬼滅の記述があっても、それが正しいかどうか校正(校閲)できない。「タンジローの苗字のカマドはこの字であってますか?なんか難しい字だったけど!」という感じです。さらに年賀状のデザインで「鬼滅っぽくしてください」と依頼されても、「鬼滅っぽく? 黒と緑のチェック柄???」というレベルで鬼滅の世界観がわからない。ファンの方々、本当に申し訳ありません。こんな感じで、もうウィキペディアでは補いきれなくなったため、観念して深夜3時までかけてアニメを一気に観たんですが。……なんすか、コレ。いろいろ世間を騒ぎ立ててましたが…。めっちゃくちゃおもしろいですやん。炭治郎がハンパなく頑張るんで、なんかそういうのに心を打たれた。コロナ禍でみんな限界ギリギリでたいへんだと思うんですが、炭治郎が限界の限界を超えて頑張ってる姿と自分自身を重ね合わせる人も多いんじゃないかなと感じます。なんか観てて自分もどこか救われるところがあるんですよね。これは人気出るわ。ところで、アニメを最後まで見たら「映画に続く」だったので、その2日後くらいに映画も観に行きました(※緊急事態宣言前のガラガラの映画館ですよ)。が、さらに続く!って感じだったので、私としては原作を読むか、アニメのシーズン2を期待するか、という状況です。とりあえずは薄っぺらいながらも「鬼滅の刃」のことがわかってホッとしていますが、まだ観てない人はよければご視聴くださいね。