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誕生日

わたくし事ですが、先々週に誕生日を迎えました。ただ、この歳になってくると誕生日というものは、祝ってもらうだけではなく親に感謝する日でもあるように感じます。友だちや同僚に話を聞くと、親にとって子どもが生まれた日は心に刻まれる日になるそうですが、母親はきっと私を生んだ日、生まれたばかりの私を抱いて、何があっても私の味方でいようと思うことがあったでしょうし、父親はきっと私が生まれた日、私と兄と母を見て、何があってもこの家族を守りぬこうと心に決めたことがあったと思うんです。そして事実、これまで私が生きてきた中で、たびたびそういうものを感じることがあるんですよ。いつまでも子ども扱いしてくるし、何かと干渉してきてうざったいし、いいかげん子離れしてくれと思うことも多々ありますが、家族とは、少なくとも世の中に自分のことをそんなにも気にしている人がいるということなんだと思います。たとえ離れていても、たとえバラバラになったとしても、親という生き物は、子どもが生まれた日の誓いを頑なに守り続けるものなのかもしれません。だから誕生日とは、上手に愛情を伝えられないそんな不器用な親たちに、私たち子どもが少しだけ感謝をする日であってもいいですね。そういう気持ちで誕生日を迎えたら、なんと両親がすっかり私の誕生日を忘れいて2日後に連絡が来ました(笑)まあ、いつも美談にはならないですけどね、うちの家族…。