譲れない夏
わたくし、通勤途中にお気に入りのサンガリアの自販機があるんです。夏場はノドが乾くのでよく買ってるんですが、先日そこでお茶を買おうと自転車を止めると、3歳くらいの女の子とそのおじいちゃんがスッと横から入ってきたんです。まあ、どっちが先とも言えないタイミングだったのでお譲りしたんですが、女の子がジュースを買った後に私がお金を入れると、小銭が反応しなくて自販機からお金が出てきたんです。あれ?この小銭ではダメなのかな?と思って違う100円玉を入れてもやっぱり小銭が落ちてくる。数回やってもダメなのでおかしいな?と思ってよく見ると、なんと当たり付きの自販機で、先に買った女の子に「当たり」が出てたんです!サンガリア自販機では当たりが出るともう1本オマケにもらえるんですよね。で、慌てておじいちゃんに「当たりが出てますよ!もう1本もらえるんです!早く押さないと!」と声をかけたんですが、「え?ええ?」と迷っているうちに当たりのランプが消えてしまいました。「あー、残念ですね」「まあ、どうせオマケやからええよ」みたいなホンワカした会話をして別れたんですが、よく考えたら私が譲らなければ私が当たってたんですよね?なんやろう、いつも幸せの手前で誰かにもってかれるような生き方をしている気がする。夏はバーゲンの季節ですしね、欲しいモノは誰にも何も譲らないシーズンにしてやりますよ!
2015年7月25日 15:56 | カテゴリー:逸球入魂コラム