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捨てられないもの

7月に入って恒例の繁忙期を脱出。ここ放置してスンマセンでした。ちまたでは「働き方改革」と騒がれていますが、私たちのような中小企業はそうもいかないですよね。でも、こういう過度な働き方を簡単に変えられないのは、もちろん物理的に忙しいこともありますが、今まで頑張ってきたやり方を捨てられないから、じゃないかなと思うんです。私も親も昭和生まれの人間なので、仕事で遅くまで残るのが当たり前、という働き方をしてきました。そうやってこれまで会社を支えてきた自負があるので、AIや最新マシンを入れて仕事を効率化しちゃうと、「今まで頑張ってきたことは何やったん!」と自分の努力がムダだったと思えてしまうんです。だから、昔のやり方にしがみついてしまうのかなと思うことがあります。スポーツでもそうですね。同じく昭和生まれの方々は、水は飲めない、顧問と先輩には絶対服従、という軍隊のような部活動だったと思います笑。でも今では、水を飲んだり、コーチと選手の関係を上手に築く方がパフォーマンスが上がったりします。そうなってくると、自分が苦しくても頑張って乗り越えてきたことが、全部ウソになっちゃう気がするんですよね。だから「今のやり方は生ぬるい!」と、自分たちが経験してきたやり方を捨てられない部分があるのかもと感じます。もちろん、昔のやり方を全否定する気はないんですよ。そのおかげで実際、輝かしい結果も残せてきたわけですし。でも、職場の先輩は「俺たちアラフォーはすべての世代の真ん中にいて、昔の良さも、今の良さも知ってるからこそ、何か新しい答えを出せそうだ」と、ドラマ『わたし、定時で帰ります』を見て感じたそうです笑。なるほどなぁ、捨てられないものを捨ててみる勇気から、一歩はじまるのかなと思います。何か見つけられるといいですが笑