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始まりのはじまり

2020年もあとわずかですが、今年のはじめに誰がこんなことになると思ったでしょうね。新型コロナウイルスは隣の国の話だと思って、まさか世界を巻き込む未曾有の災禍になるとは考えてもいませんでした。野球においても仕事においても、どこまでが正しいことで、どこからが間違っていることなのか判断のつかないことばかりで、もっともリスクが少ないことを選ばざるをえない1年だったと思います。後から思えばこうすることがベストだった、ということは後の歴史が判断するでしょうが、今なお、この時点ではわからないことだらけですね。さて、「コロナ後は世界が変わる」、4月の緊急事態宣言後にそんなことが言われていましたが、当時はきっとまたすぐ元の世界に戻るんじゃないかと思ってまだピンときていませんでした。でも、今の状況を考えると、コロナをきっかけに世界は間違いなく変わります。働き方、学び方、生活様式、サービスなど、のちに◯◯元年と呼ばれるような革新的なことがいくつも起きて、それが当たり前となっていくのだと思います。決して後ろには戻らない、否応なしに前に押し進められていく、そんな時代の転換期に私たちは今、ちょうど立ち会っている最中なのでしょう。誰かが言ってましたが、どんなに困難な状況でも新しいものを生み出していく、それが人に備わっている根源的なチカラなのだそうです。悲惨な状況ではありますが、これは世界が何か大きく新しく変わっていく「始まり」のはじまりなんだと思います。その時代をどう生きるのか、問われているのかもしれません。そのことを肝に銘じて、5年後、10年後、今この時のことをどう思うのかを楽しみにしながら、新しい年を迎えたいと思います。
それでは、2020年もたいへんお世話になりました。2021年はコロナも終息し、みなさまにとって希望あふれる「新しい時代の幕開け」の1年となるでしょう。なかなかヘコたれないポジティブ精神で、明るい未来が切りひらけますように。