大阪アッフェ情報

やめてみる

2021年もあとわずか。みなさまに講釈を垂れる時期がやってきましたので、よければ今年もチラ読みしていってくださいね。さて、タイトルですが、もちろん野球やチームをやめるとかではないですよ。先日、「林住期」という言葉に出会いまして、めっちゃ感銘を受けたんです。これは古代インドの「四期」という思想で、50〜75歳ごろの生き方の指南です。家族や社会のために働いた役目を終え、自分が本当にやりたいことをする時期なんだそうですよ。私にはまだちょっと早いのですが、でもこの言葉に惹かれたのは、少なからず今の自分が、自分のために人生を生きていないと感じるからでしょうね。確かに仕事のため、チームのため、連盟のため、家族のため、自分のことは後回しになることも多かったように思います。ところが、このコロナ禍で世界が止まった瞬間、仕事も野球もストップして急にやることがなくなりましてね。で、近所のメンバーとキャッチボールしたりランチ食べてやりたいことして過ごすだけになったんですが、それがとんでもなく気楽で楽しくて幸せなことだとわかったんですよ。「やめてみたら、楽しかった」パターンですね笑。それまでは煩わしいことでも、がんばることをやめたらダメになるという怖さがあったんですが、逆にそこまでがんばらなくても大丈夫だったんじゃない?ということに気づいちゃった。もちろん林住期にはまだまだ早いし、責任のポイ投げはできないのでバリバリ働きますが、いつか役割をやめる、そして自分のために生きる、そういう選択肢を自分に許してみるのもいいのかなと思いました。2021年は自分の価値観がガラリと覆された年でしたが、これからはこだわりをポイポイ捨てて身軽になって、林住期をワクワク待ちわびながら過ごしていきたいと思います。
それではみなさま、今年も大変お世話になりました。コロナには気をつけて、どうぞ良い年をお迎えください。

12月19日 今季のラスト練習@淀川河川敷

ご機嫌力

気づけばもう2021年も終わりに近づき、年末の締めの挨拶をここに書かなければいけない時期になり、その前に焦ってちょいと更新しておこうとキーボードを叩いている次第でございます。さて、今年1年を振り返ると、個人的にはまさに激動の1年でした。一番大きなことは、引っ越したことですね。諸事情ありまして、堺市民に復帰です。あとは、会社のツイッター当番で投稿した時に、カレンダーのネタがプチバズりまして、Yahoo!ニュースになったり、テレビやラジオで紹介されたりして、一生に一度の経験をさせてもらいました。本当にありがたや。そんなこんなでいろいろあった2021年、ともかくコロナ禍でなにかとガマンすることが多くて負の感情をバッシバシ感じる年になりましたが、それでも最後は優しくされたことをたくさん思い出して、温かい気持ちで次の年を迎えられるように自分をコントロールしたいと思います笑。そういえば最近、「自分をご機嫌にしてあげよう」的な記事を読んだのですが、コレ大事ですよね。ご機嫌な人の周りには、ご機嫌な出来事がたくさん寄ってくるんだそうで、それはもう「ご機嫌の無限ループ」らしいです。私もみなさんと同じように腹立たしいこともイライラすることもガッカリすることも毎日のようにあるんですけど、自分の「ご機嫌力」が高まるような心の栄養剤をこれでもかと投入しまくりたいと思います。ほんま自分の中に「好き」がたくさんあるって救われるなあ。

12月12日 カントクTikTok始めました@淀川河川敷

11月28日 古参コアメンバーが集う@淀川河川敷の隅っこ

11月21日 ちびっこ参上練習@淀川河川敷

10〜11月まとめて更新

自分で行かんかい

少し前の話になりますが、この夏、高校の女子硬式野球の決勝戦が甲子園球場で開催されましたね。この歴史的な出来事に「嬉しい、うらやましい、そしてちょっぴり悔しい」、私の周りでもそんな感想が多かったですかね。きっとみんな、やっと女子が甲子園でプレーができるという喜びと、自分の時代に甲子園を目指したかったという複雑な気持ちがあったと思います。
さて、このニュースを聞いて職場の女性の先輩が、野球マンガ「タッチ」の名ゼリフ『南を甲子園に連れてって』を出してきて、嬉しそうにこう言いました。「今はもう、女子も『自分で甲子園に行かんかいっ!』っていう時代やね」なるほど、これは小気味いい。もちろん、今の時代であれば南ちゃんもきっと自分で甲子園を目指したことでしょうけども、当時はやはり野球界では女子に対する門戸が極端に狭かったです。女子だからソフトボールが当たり前とか、硬球で危ないから女子はダメとか、そんなよくわからない理由ですよね。私は柔道出身なので、複雑骨折とか、腕が反対に曲がるとか、そんなことが珍しくないような、まあまあ危ない環境でやっていたので「女子が野球をするのは危ない」という理屈がさっぱりわかりませんでした。むしろ柔道界はとても男女フラットな関係で、きちんとそれぞれが確立された競技になっていましたよ。女子も武道館で普通に試合してたしね。甲子園が神聖化されすぎたせいなのか、なぜ野球だけが男女別の競技にできなかったのかは今でも不思議には思いますが、なにはともあれ、女子野球が新しい一歩を踏み出したことは本当に喜ばしいことです。このことは男女含めて、たくさんの方々のご尽力によって実現したことは間違いないでしょう。今後も野球に限らず、女性が男性と同じくらい活躍できる場所が増えることを願うばかりです。

9〜10月 まとめて更新・練習&試合

『実力』も運のうち

先日、産休中のメンバーにベイビーが誕生しまして、アッフェでこんな嬉しい知らせを聞いたのは久々だな〜と思いながらしみじみ迎えた初秋ですが。先月のこと、「実力も運のうち」という本を知りました。「運も実力のうち」の反対なんだと思ってレビュー見ただけで、中身は読んでません笑。モノスゴク簡単にいうと「エリートってさ、自分がめっちゃ努力してこの地位を築いたって思ってるかもしれんけど、運良く経済的に恵まれた家庭に生まれただけやん!」という感じの話らしいです。確かに、裕福な家庭だと子どもの頃から勉強できる環境には恵まれてて、そこから出世はしやすいですよね。まあ、それでもご本人の努力や研鑽はかなりあったと思いますけども。きっとこの本が言いたいのは「自分は努力して、自分の力だけでここまでのし上がった」という傲慢さを捨てて、他人を見下さず、「自分はここまでこれたのは、たまたま環境や周りの人に恵まれていた」という謙虚な気持ちを持とう、ということなんでしょう。だから「実力も運のうち」なんでしょうね(読んでないから知らんけど)。私も職場でめっちゃ頑張っていろんな技術を身につけたけど、それが偉いワケでも仕事ができる人間ってワケでもなくて、頑張れる環境があって、いろんな人に助けられてここまで来たんだと、改めて自分を戒めなければと思いました。野球でもそうですよね、上手いヤツが偉いワケでもないし。クラブチームはいろんな人がいて、メンバーの技術差が大きいのは当たり前。たとえば試合で誰かがミスをした時にイラっとするのではなくて「今まで自分はその子に野球でもプライベートでも、どれだけ助けてもらったんだろう」って思えるかどうかなんですよ。たぶんここで真に求められることは。なんかね、うちはそういうのを大切にしたいなぁ。コロナでギスギスしたこのご時世、自分は人に対して思いやりと温かさをてんこ盛りにした野球を目指したいです!笑